とてもわかりやすかった思想学

今日はためになった。

文化放送『「比較宗教学」から見る2011年』

僕は宗教団体に入ったり、信仰しているものは一つもない。
しかし、仏教学やキリスト教などの「真理」に関してはかなり興味がある。
小さい頃からなんで自分は生まれて、日本という国で生きているのだろう?といつも自問自答をしていた。

今日のラジオは宗教学からみた現代を比較するものだった。

今の時代は物であふれている。
人類は、今日まで「物を手にいれる、保有することで幸福感を味わえる」と思ってきた。
しかし、物は手に入れてしまえば、そこで幸せは達成してしまう。
そのものが飽きてしまい、またさらに新しいものを手に入れる。底なし沼である。
しかしこころの幸福感は、無制限に手にいれることができる。

例えば、お花見にたくあん(漬け物)を食べながら「卵焼き」を連想させて花見をしても
美味しいと感じられる。豪華なお弁当で花見をする必要はない。
ここで勘違いしないことは、「貧乏くさい、けちくさい」と思わないこと。
こころの持ちようで、幸せにも不幸にもなれる。たとえまわりが何と言おうとも。
「ものに溢れかえった部屋」や飽食に溢れかえっている光景がとても嫌いになった。
おいしものを食べられることは幸せなことだけど、毎日でなくてもいい。
シンプルで、必要最低限のものが揃っていれば、充分幸せだ。
ぼくは今年断捨離を実行した。おかげで部屋も持っているものもシンプルになった。

もので好きな製品は、AppleiPhoneMac。シンプルと美しさを追求した製品。
ラインナップが少ないのがさらに好感が持てる。
スティーブ・ジョブズもインド放浪や禅に興味を持っていたこともあって、そんな思考が製品にも出ているし、亡くなっても尊敬できる人物。

僕はもっともっとこころを豊かにしたい。
きれいなものはきれいといいたいし、愛くるしい猫の表情を見ていたら、かわいいって頬ずりできる素直な気持ちでいられる自分でありたい。