ブリティッシュコメディーで、英語を学ぶ

英語を勉強だと思って取り組むと、面白みがなく、楽しくない。
せっかく自分のためにやる勉強。楽しくなければ継続するのも難しい。
資格やテストで自分のレベルを知る方法もいい。

僕はなぜ英語の勉強をしたいと思ったのか?
異文化を知り、コミュニケーションを取ることで相手の国の文化や習慣などを学べるからだ。
手っ取り早いのが、その国に長期間滞在すれば最高。しかしそれを実行するのには色々なハードルがある。
身近にあるもので楽しく勉強するのであれば、海外でシリーズもののDVDを使うことがベストだと思う。
ぼくはイギリスが好きなので、イギリスの日常会話がたっぷり盛り込まれて、コメディの要素が入ったDVDを見て学んでいる。

Miranda [DVD] [Import]

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最近楽しくこのDVDを見ている。
「sitcom(Situation Comedyの略)」と呼ばれる種類のコメディーです。
必ずオチがあって、笑えるポイントがあります。
ドリフの大爆笑がイメージとして分かりやすいと思います。
それが30分1番組で毎週一回違うエピソードでイギリスでは放送されています。

『 Miranda 』は主人公ミランダとその愉快な仲間たちの日常を描いています。
ミランダは身長が185cmで、よく「 Sir 」と呼ばれてしまいます。
(ガタイが大きい女性なので、しょっちゅう男と間違えられてしまう)
でもなぜか何をやってもかわいらしく、憎めないキャラクター。
出だしや、今からオチにはいるというときには、必ずカメラ目線になり、
巨体の彼女が派手に転んだりなど、いわゆる「お約束」のシーンが多いのも『 Miranda 』の特長です。

またミランダの友人たちや、ミランダのママなど、
ミランダを取り巻く仲間たちもかなり個性的でおもしろい人たちばかり。
この粒ぞろいのキャラクターが、『 Miranda 』の最大のポイントです。
こういう人たちが日本にいっぱいいたらたのしいのになあ。

「海外のコメディー」というと言葉の壁や文化の違いから、
日本人にはなじみにくいというイメージがあると思います。
前にぼくが紹介したコメディーも、スラングだらけだったり、下品な映像が多くて引いてしまう人がいるのも事実かなと思います。どんな状況でも笑いにしてしまうのがイギリスの文化です。

でも『 Miranda 』には「見て」笑えるシーンが多く、英語も割とハッキリ話してくれていてわかりやすいです。
何と言っても、主人公ミランダの英語がとってもキレイに喋ってくれているので、
典型的な「女性が話すイギリス英語」という感じで、僕は好感がもてます。

だからと言って、『 Miranda 』に下ネタがないわけではありません。
ミランダはしょっちゅう公共の場で下着姿になったりするし(普通じゃありえないから面白い)、
どちらかといえば下ネタの割合はかなり多い方だと思う。
愛嬌のあるキャラクターのお陰で、僕はそれほど下品には感じない。

コメディーは日本語に訳してしまうと面白味がなくなってしまうので、
映像と声と雰囲気で、イギリス英語でイギリスの上品な下ネタ(?)を楽しみながら英語を学ぶことを
これからも続けていきたいと思っています。